肥満リスクは高脂肪食と遺伝子欠損

こんにちは、
福田社会保険労務士事務所です。

ダイエットってご興味がある方も多いのではないでしょうか?
私自身、年々成長を続ける「お腹」に・・・(笑)

今日は、そんなダイエットにも関係する、肥満リスクの話題です。


特定の遺伝子が損なわれると、脂肪のとりすぎによる肥満リスクが高まることを
京都大の教授らが突き止めたということです。
遺伝的に太りやすい人の診断や、肥満予防薬の開発につながる研究結果になりそうです。

具体的に申し上げますと「GPR120」という遺伝子が、食べ物に含まれる脂肪酸を感知して、
インスリン分泌を促したり、食欲を抑えたりする働きに関係することは一般的なのだそうですが(私は全然知りませんでした・・・)
研究グループはこの遺伝子を壊したマウスと通常のマウスそれぞれ数十匹ずつに低脂肪(13%)と、高脂肪(60%)の
2種類の餌を与え、16週間飼育して比較するという実験を行いました。

低脂肪食のマウスの体重は共に平均約30グラムでほとんど差はなかったようです。ところが高脂肪食の通常マウスは
同約40グラムだったが、遺伝子欠損マウスは同約44.4グラム。特に肝臓の重量は欠損マウスの方が約70%も重く、
中性脂肪の多い脂肪肝だったようです。血糖値も高く、インスリンを投与してもほとんど効き目がありませんでした。

さらにフランスの研究所が持つ欧州人約1万4600人の遺伝情報を肥満度別に解析したところ、
肥満グループの2.4%に「GPR120」の変異(機能低下)があり、、非肥満グループでの変異は1.3%程度でした。
この遺伝子の変異が肥満リスクを高めることが明らかになったということです。

今後、さらにメカニズムを解明していき、
病的肥満の診断や予防に役立つ日が来ることを、筆者におきましても心底期待して、待ってみたいと思いました。

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